いま、子供につけるべき力は、IQよりEQという事を聞いたことありますか?
EQという言葉の解説,IQとEQを比較して理解する
EQは、Emotional Intelligence Quotientの略称で
一言でいうと、≪≪≪ 心の知能指数 ≫≫≫といわれます。
IQが高いという事は、
物事を的確かつ、正確に処理する能力に長けているという事になるので、テストでいい点が取れるとか、偏差値が高くでやすいという事になります。
テスト勉強に、記憶力は欠かせませんし、テスト問題にとりかかっているときは、分析力、思考力に長けていると、問題は速やかに解く事ができますよね。
出された問題を正確にスピーディーに処理できるので、必然的に高得点が取れるという事になります。
なぜ、これから必要な能力はIQよりEQだと言われるのか、、、
それは、これからのグローバルな多様化時代、この能力はロボットに代わってしまう可能性が高いからなのです!記憶しておくことや、計算することはコンピューターは大得意ですからね。
それに対して心の知能指数EQは、物事を総合的に考える力です。自己(自分)と他者(相手)の感情を知覚し、理解できる能力で、点数では計りずらいといわれています。
EQで計れる力をまとめると。
●心でいろいろな事を感じる力
●創造力、想像力
●周りをみる力
●先の事を考える力
なるほど、なるほど、わかったような分からないような、笑笑
ではなぜEQが必要だといわれているのか?
それは、グローバル化、IT化が進みロボットや人工知能の発達により、今まであった仕事がなくなっていくと言われているからです!
そうした社会になった時に、『社会で必要とされる人』に求められる力は何か!
それは、人間らしい心の通った営み、これに尽きるのです!これが、EQの力なのです。
固定観念にとらわれず、他者を理解し、心を寄せ合い尊重しあう、そうした想像力のある人が求められてくるのです。
1+1=2
これは、IQテストでは、間違いなく「2」ですが、1+1=10になる事を創造できるでしょうか?
答えは一つではないという事です。
日本は、これまで1+1も問題ばかりやらせていて、答えが2になる式を作りなさいや、1+1が2になる理由を答えるといった問題にあまり取り組んでいなかったことが問題視されています。
我が子たちの教育現場をみていると、そこは日本の教育現場も少しづつ変わってきているように感じます。
創造力がますます問われてくる時代なのだと思います。
なぜ、ピアノを習うとEQが上がるのか?
同じ曲を2人のピアニストが演奏すると、違う波形が出来上がっているという事、ご存じですか?同じドを鳴らしたとしても、いろいろな感情が作用して、いろいろな表情を出せるのがピアノです。
曲が仕上がるまでには、いくつもの段階を経る必要があります。そのプロセスが、EQを育むのです!
●音を聞き分ける耳が育つことによって・・・自分の心理状態を認識し、他者との関わりを感じられるようになります。演奏するとき、常に音と対話しています。
●音楽感じる心・・・良質な人間関係を築けるようになります。複数で演奏するときは、なんといっても調和が大切です、自然に相手の気持ちを察する能力が磨かれます。
●表現するための試行錯誤や練習するための忍耐力が養われると・・・勤勉に努力し続けられるので、いろいろな課題解決する力がつきます。ピアノの練習は、毎日コツコツやるものです。一週間のうち、一気に3時間頑張るより毎日20分づつ練習したほうが、格段に上達します。
私はこの3点がEQを育む大きな要素だと思っています。
そして、何よりもピアノを習ったことがある子は、幸せだというデータもあるのです。
「幸福度」研究の第一人者 慶応義塾大学の前野隆司教授のデータで立証されています。
子どもの時に音楽系の習い事を経験した人と、未経験の人との「幸福度」の違いについてデータを発表しています。これは、次の記事でご案内しますね。
ピアノが習い事として素晴らしという事が伝われば嬉しいです。
KANAピアノ教室 より