シューマンの生い立ち
1810年生まれのシューマン、ショパンと同じ年にドイツで生まれました。
父は文学をこよなく愛した、書籍商
母は、外科医の裕福な家庭で育ち、豊かな教養をもった音楽愛好家でした。
シューマンの音楽熱はここからきたと言われています。
家業の影響で、文学に親しんで育ち、文学や詩から影響を受けた曲が多くあります。
シューマン自身が傑作曲と表している曲の中のから
「子供の情景」Kinderszenen Op15の紹介です。
13の小品集からなります。
- 第1曲 見知らぬ国と人々について
- 第2曲 不思議なお話
- 第3曲 鬼ごっこ
- 第4曲 おねだり
- 第5曲 十分に幸せ
- 第6曲 重大な出来事
- 第7曲 トロイメライ
- 第8曲 暖炉のそばで
- 第9曲 木馬の騎士
- 第10曲 むきになって
- 第11曲 怖がらせ
- 第12曲 眠りに入る子供
- 第13曲 詩人は語る
この曲を書いている頃、シューマンはクララに恋をしていました。愛するクララの、子供のような無邪気な姿からインスリピレーションを受け書かれたとされています。子供が弾くための曲というよりは、大人が子供の頃の心情を懐かしむ曲だと言われ、そのため、弾けば弾くほどに難しく感じる奥の深い曲ばかりです。
私のオススメ、ホロヴィッツ(Vladimir Horowitz)の演奏でご紹介します。